安藤さんの工房には２つのラインがあります。一つはライフスタイルプロダクトを中心とした鳴瀧窯。もう一つは個人名で展開する安藤騎虎(KIKO)。

窯に火を入れるのは年に２回。 長時間焼成し、しっかりと焼き締める事で強度と色の深みが増し、備前焼ならではの多彩な色合いが生まれます。

焼成作業が始まると、約１週間焚き続け、終了後さらに1週間かけて冷まします。 その後、窯から出た器は一点ずつ手作業でやすりがけをする事で、滑らかに仕上げていきます。

多くの工程や時間を経て、このシンプルな中に力強さとあたたかさを纏う陶器が出来上がります。

備前焼で味わうコーヒー

今回、鳴瀧窯のコーヒードリッバーとカップでコーヒーを淹れて味わうワークショップも開催予定。

釉薬を使用しない備前焼は、小さな気孔があり空気を含みやすいことから、液体を新鮮に保ち、味わいをまろやかにする特性があります。安藤さんはその事に着目し、これらの作品を制作されています。

備前焼でいただくコーヒーがどのような味わいに変化するのか、是非体験してみませんか。

【ワークショップ開催日時】
11月18日（土）13:00-14:30 / 11月19日（日）13:00-14:30
詳細はこちらをご覧ください。

持続可能な社会への想い

三原さんは、観賞用の作品ではなく、普段使いできる実用的なものを制作されています。 その理由は、持続可能な社会への想い。 放置林の竹を活用し、石油を資源とするプラスチック製品に代えられるものを考案されています。

また、竹細工では一般的に伐採後に油抜きの処理を行いますが、笑竹堂ではその作業を行わず青竹のまま編むのが特徴です。 必要な分のみ竹を伐採し、足りなくなったらまたすぐに竹林へ伐採に。必要以上を刈らずに制作できるのがいいところです。